●体育複合施設 11月7日時点の進捗状況です!
大屋根(鉄骨組み)の架設が、完了したようです。
手前の橋上通路のようなものが、『東風の道』です。
それに続く連絡ブリッジは削減されてしまいましたが・・・
今日は、
県指定有形文化財『観世音寺金堂保存修理』現地説明会
に参加しました。
観世音寺を訪れると、正面の講堂に向かって左側にある建物です。
現在、不動明王をのみを安置しています。
かつては、阿弥陀如来坐像他、多数の仏像が安置されていましたが、それらは観世音寺東側の宝蔵(鉄筋コンクリート造)に安置されています。
金堂正面です。
寛永年間(1624~1643)に建造された後、
文政8年(1825)修理、昭和25年(1950)修理、昭和34年(1959)瓦ふき替と、
保存修理が続けられてきました。
その時代に生きた人々の努力なくしては、現在の金堂はありません。
多数の市民のみなさまが参加されました。
金堂内部を見る機会なんて、そうそうないですからね!
見学の冒頭、建築文化財の保存・修復方針の説明がありました。
使用されている部材を極力残す、一部分でも使う、複数あるものはどこかにオリジナル部分を残すということでした。
うまく言葉でご説明できませんが、写真をご覧になれば一目瞭然でしょう。
柱と梁ですが、建設当初の部材を残しつつ、修理部材が部分的に使用されています。
柱と梁の接合部分ですが、
本来なら材木同士を咬み合わせる接合方法をするのでしょうが、金物を使用した突合接合で
柱が梁を支える構造のようです。
その当時、建物の構造で主要な部分(大柱や大梁)を取り換えるのは大変だったろう・・・
ちなみに、観世音寺金堂は県指定の文化財なんですが、文化財保存の予算ではなく、
国土交通省の補助金を活用して実施されたそうです。
財源が厳しい自治体としては、国・県の補助メニューに精通して、上手に利用するテクニックが必要ということでしょうか。 いやいや、国・県に依存しない財政の自立努力をしっかり行いつつ、一方で賢く補助金を活用するスタイルでしょう!
国交省の補助金を使うと、こんなプレートを表示しなければならないのか・・・う~ん
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